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嫌われ松子の一生、凄かった。
松子が死ぬところから始まってぐっと遡って中谷美紀演じるところの松子の一生を振り返る、という筋だけど、なんといっても映像としての造り込みが凄まじい。照明というか色作りがシーン毎にはっきりしていて要所要所で露出オーバーなところとかも、暗い映画館で観る状況を考えるとインパクトありすぎ。
中谷美紀の例の顔もスゴイけど、市川実日子もカワイイなぁ。柴咲コウがチョイ役だったのが残念と言えば、残念。
メゾン・ド・ヒミコではとてもイイ演技してたけど、ここではホントにチョイ役。よくみると中谷美紀も市川実日子も柴咲コウも大体似たような顔だわ。
映画って愉しいなぁ。産業としての映画には生き残ってて欲しい。こういう「観る側を支配できるメディア」はそうはない。
ラブストーリー映画として当面、マイベストかも。
MJことマイケル・ジャクソンThis is itを観た。
一言でいえば、「リハでこのクオリティならショーになったら、いったいどうなってしまうのか?」というぐらいの出来。新しくリクルートされるダンサーのオーディションから始まって、そのうちの一人のコメントの「This is it !」っていうのから暗転してライブが始まる、と。
実際には音づくりのほうがスタジオでしっかり終わった後のゲネプロなので、音の方はもう大丈夫かと思いきや、しっかりマイケルにダメダシされてやり直したりとか、もうね、ホントにイメージが出来てるって感じ。
音の方では、リードギターを弾いてた金髪の女性ギタリスト、オリアンティがイケてる。かわいこちゃんルックスであんなハードなギターをバリバリ弾いててマイケルに負けてない。
映像的には、全体的に画質が甘い感じ。そこだけはしょうがないのかも。でもせっかくThrillerの新しい3Dのビデオ作ったりしたのに、ああいうのは全部お蔵入りなんだろうなぁ。モッタイナイ。
でも圧巻は、Beat it とかThrillerのあの踊りを軽々とやってのけるところ。すごいわぁ。バックダンサーの気合入りまくりの踊りをかるーく流しながらも、まだまだイケるぜ!みたいな感じ。よくよく考えるとプロモーションビデオとかJackson 5のビデオ以外でちゃんと話したり、動いてるマイケルって観たこと無かったのかも。なんでもうちょっと早い時期にこのショーを実現してくれなかったのかと小一時間説教したいよ、マイケル。
とにかく凄かった。もう一回観ようかなぁ。でももう終わっちゃうのね。
TSUTAYAで一週間100円だったので久々に借りてみた邦題「リトルダンサー」、原題は「Billy Elliot」。
http://bit.ly/7LVZq (Amazonの映画を入れるのが直ってないのでリンクで)
追記:ビックリした。リトルダンサー、VoxのAmazonのアレが壊れる前にちゃんとムービーに追加してたんだった!
映画の作り方、というか構成と云ったほうがイイかもしれないけど、ストーリーが進んでいって最後の最後に種明かし、みたいないわゆるミステリーもののお約束をこういう映画に当てはめるのはどうかとは思う。でも、最後の最後のワンシーンを撮りたいがためにそれまでの時間が必要だったのだと思わせるくらいに最後のシーンに遭遇した時のカタルシスというかある意味、衝撃がずっと残る映画、がこれ。
ストーリーはごくごくシンプル。イギリスの炭坑街で炭坑夫の父親、兄貴、痴呆気味のおばあちゃんと一緒に暮らすビリーが父親に押し付けられているボクシングが厭でバレエを始める。だんだん好きになって上手くなっていく。その才能に気が付いたバレエのコーチからロイヤルアカデミーのオーディションを勧められて.....まぁ、そういう云ってみればシンデレラなお話。でも伏線になっている父親の炭坑ストライキの話とか死んじゃった母親のピアノを燃やしちゃうとこで父親が声を抑えて泣いちゃうとかゲイの同級生のマイケルとの交流とかそういうのが最後の最後で一気に「あぁ!!良かったねぇ、ビリー!」となるというホントに監督は最後のワンシーンに辿り着くためにここまで抑えた演出でがんばりました!!という、最後の快感が観終わった後にずっと残る映画。
改めて観てスゴいなぁと思ったのが、最後のほう、つまりロイヤルアカデミーでのオーディションに行くってあたりからラストシーンまでほとんどセリフが無いこと。炭坑夫の父親とロンドンにバスで移動する時の会話、
「ロンドンに行くの、初めてなの?」
「そうだ。」
「なんで?」
「ロンドンには炭坑が無い」
というのとオーディションの時に審査員の質問ビリーが答える、「踊ってると電気が走ってるみたいになるんです。そう、電気が」みたいなやりとりしかない。
こういうのをみるとキャストに喋らせるという手法だけじゃなくて映画というのはストーリーを伝える方法がいっぱいあるんだなと思う。そういう意味で、スゴく良く出来た映画。
とにかく最後のアダム・クーパーという希代のバレエダンサーを使ってその後のビリーの成功を一瞬で納得させるわけね。これ、映画館で観てたらしばらく席を立てなかったかも。それぐらいに衝撃的なラストシーン。
これと同じぐらいに「あ〜!ラストシーンを撮りたいがためにいままで我慢してきたんだなぁ」と思わせる映画を思い出した。
ロバート・レッドフォード主演の「The Natural」。これも最後の黄金色の輝く麦畑でキャッチボールというシーンで全てが納得させられるという、もうそれまでの展開はなんだったのか!と云いたいくらいに映像のパワーをまざまざと見せ付けられる。こういうのって映画の醍醐味としか言いようが無い。
あと音楽がUKロックでなかなかイイ。
最後でドッカーン!と快感を得たい人には堪らない映画。おススメ。
リアム・ニーソンが熱演というか、鬼気迫る演技の邦題「96時間」、原題は「Taken」だけど、なんかどっかでこの流れ知ってるなーと思ったら、これだった。「初秋」。
http://www.amazon.co.jp/dp/4150756554/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1251883543&sr=8-1
ボストンの私立探偵、スペンサーが活躍するかなり初期の名作。レズの活動家を救うスペンサーの戦いってヤツ。
そっちは探偵とクライアントこっちは親子、って違いはあるけど、自分の持ってる能力を使ってとにかく前に進む、邪魔な奴は即排除、という辺りのスピード感がすごく似てる。
そして娘のことになると気が違ったようになる、っていうエピソードで思い出すのは、名作、ジョン・ル・カレ先生の「スマイリーと仲間たち。」の仇役、カーラとその娘の話。
http://www.amazon.co.uk/dp/0340937637/ref=sr_1_5?ie=UTF8&s=books&qid=1251915382&sr=1-5
まぁ、この記事のタイトルはそれふたつを混ぜているわけですが。
で、映画のほうに戻ると、とにかくがっつんがっつん殺しちゃうわけだ、リアムおじさんは。パリに乗り込んで娘を拉致したと思わしき、移民のギャングみたいな奴らのところに行って、手がかりを求めつつ、どんどん殺す。で、最後はアラブ系のいかにもワルそーなデブオヤジのところに買われて行っちゃった娘を豪華な船に乗り込んで無理矢理取り戻す、皆殺し、という話。なんだ、書いてみたらカンタンな話だ。
ただ、監督のコダワリだろうなぁ、と思うのは、格闘シーンとかが如何にも殺陣でやってますという感じにあまり見えなくて、かなりフツウに格闘しているようにみえるところ。ハリウッドのワイヤーアクション的な「ありえねー!」なアクションが無い。
もうひとつは、カーチェイスの映像がこれもワザとブレたり、光の残像を上手く使っていたりする、つまりワケ分かんないけど、なんかスゴそう!って感覚に満ち溢れてるところ、かな。
よくよく考えると、リアム演じる主人公のやってることはどう見ても犯罪だし、昔の知り合いのパリの警察官の管理職の家に乗り込んで、情報を聞き出すというあたりは、司法への挑戦というかテロだよねぇ。情報を訊き出すためにその奥さんを躊躇なく撃つところがスゴイ。しかもそのシーンがあまりに素早く終わるのでもったいぶってタメるということが無い。そういう意味ではスピード感がハンパ無い。
とにかく、目的はどうであれ、リアム・ニーソンのシブくてカッコイイ殺し方を楽しむ映画であった。1000円でちょうどイイ。
皆さん絶賛の「ハゲタカ」ですが、六本木ヒルズで観てみた。
全体的に鷲津さん(さんってのもヘンだけど)がアブラ抜けちゃったみたいで表情があっさりしてる。あの一重の瞼の奥の目が光るとこが少ないような。ま、そんなにTV版も真剣に観たわけじゃないから、感覚ですあくまでも。
ただ、今回は玉山鉄二演じる中国のハゲタカが悪い役を一手に引き受けてて、鷲津さんが柴田恭兵演じるところの企業の参謀的な役割と戦うというところが無くて、なにやら味方同士みたいな。その割にはその中国人の悪役もみょーに脆かったりして、エグさが足らない感じ。最期もアッサリだし。
物語の大きな流れである自動車メーカーをTOBしようとする中国ファンドをひっくり返す辺りのところをもう少しこってりドラマチックに表現してほしかったなぁと。それよりも「金が悲劇をうむ」って言うメッセージを伝えたかったのかなぁ。その割にパーツ扱いされてた契約社員くんがカッチョ良く復活してて、オイ!それはカンタン過ぎないか!と。どうせなら、もっと大逆転!みたいなエンターテイメントに徹して欲しかったような気がする。
まぁ、面白かったですけど、2回は観なくていいかなぁ。連続のドラマみたいに長い時間使ってコッテリ展開するみたいな手法のほうが題材的に向いてるのかも。2時間じゃやっぱり尺が足らない気がする。
茂木健一郎さんの「芸術脳」っていう対談集を読んだ。これ、結構、良い人選だなぁと思う。
この本のプロデューサーの桑原茂一のコメント。
なんとなくWindowsよりもMacのほうが喜びが大きいし、電池もたねーなー!(怒)って怒ってもiPhoneはタノシい。Appleにもきっとダークサイドは有ると思うんだけど、「喜べる」って大事だなぁと共感する。子供を持つと分かるのですが、人を喜ばせる快感が生きる快感になるんじゃないかと思うんです。世の中を見渡してみると、結局生き残っているのは人を喜ばせることに成功しているモノだけですよね。桑原茂一
勉強会とかも自分が知ってタノシいことをだれかと共有したい、それって結局、お節介かもしれないけど誰かを喜ばせたいってことだよね。
ま、子供を持ったから分かったか?っていうのは人それぞれですがww
あと知らなかったけど「リトル・ブリテン」っていうイギリスのコメディのひとが出てるんだけど、それがけっこうタノシかった。観ても無いのにw
「おっぱいバレー」を観たんだけど。感想と言うか、何だろうなぁ、見事にあの宣伝に乗せられちゃって悔しいので書き散らしてやるぅ。
簡潔に言えば、「そのタイトルとは真逆でまっとうな「おバカ青春映画」だった。あ、終わっちゃった。
良かった!のひとつの理由は、圧倒的に「綾瀬はるかがカワイイ」から。あの顔ってすごく特徴的。キレイと表現するには無理がある。つまり、黄金律的に整っているわけじゃなくて、眼の形とか顎のかたちとか薄いほっぺたとか。それがなにかきわどいバランスで釣り合っているというか釣り合ってないから、それぞれの表情が凄く人間っぽい。沢口靖子とか小田茜とかじゃ、出来過ぎ。
いつも笑っているとかじゃなくてあの特徴的な眼を中心にどんどん表情が変わる。これは写真じゃ判らない魅力。ということはやっぱ映画向きなんだろうな。
もうひとつの理由は、監督さんとかプロダクションの努力、かなぁ。舞台となってる北九州の田舎町と風景とか使われている小道具、大道具のたぐいにスゴく気を遣っている。全体的な色調もちょっとセピアっぽい感じで北九州の夏(って行ったこと無いので判んないですけど)ってもっとギラギラ暑いと思うんだけど、そこをちょっとくすんでセピアかかった色調で統一してて暑苦しくない。
着ている服とか自転車とか街を走る自動車とか看板とか。どれもちゃんと昭和40年ぐらいの時代考証が出来ててエライ。ただ、1点だけ、綾瀬はるかが自転車に乗ってバレー部の男の子と走るシーンがあるんだけど、そこで彼女が持っているストップウォッチがデジタルな黒いヤツでそこだけがまるで未来からやって来たみたいに違和感有りまくり。
なんでかなぁ、なんであそこだけデジタルなんだろう。他はほとんど完璧なのに。というかこういうことを映画好きに書かせるための計算されたミス、というかチョンボなのか?それってなんていう「チョンボマーケティング」ww
ストーリーとしては予想通り、ダメダメな男子バレー部が「勝ったらおっぱいが見られる!」って盛り上がって即席で練習しても試合には勝てないわけで。しかも「おっぱい見せる」って約束が問題になっちゃって結局、学校を去ることに。この辺はリアルでイイわぁ。もちろん、おっぱいのカケラも見えません。
あと男子バレー部、みごとにイケテない男の子ばっか。そりゃ女子にバカにされるよねぇ。
ということで男の子のおバカさをコギレイにまとめて甘酸っぱいカルピスの味にするとこういう風になるって見本。綾瀬はるかの表情を味わって「カワイイわぁ、この子。おばちゃん、許しちゃう!」みたいなコーノさん的なキモチに浸るためだけの映画とも言えるかもしれない。
ブログパーツもあるので貼っておこう。
パラマウントさんにはDEXTERのDVD貰ったりしてて大変、恩義を感じておるわけですが。
南北線の広告にあるこのコンビネーションはしかし。
「関東の鉄道お宝発見フォトラリー」と「トランスフォーマー リベンジ」の宣伝....。
しかし6/20封切りの映画と10月まで続くコンテストの広告、このズレてる加減がなんともイイ感じww
図書館で借りて「Full Metal Jacket」を観たんだけど、なんでこれがそんなに評価が高いのかわかんない。
あんな廃墟を作るのは面倒じゃないのかな。その辺の制作メモを読んでみたい気もする。
しかしストーリー的には最初の海兵隊の訓練シーンがあまりにさらっとしてて、あのトイレの射撃シーンの必然性がちょっと薄いような。卒業?まで行っておきながらあそこでキレるとはこれいかに。
この辺のリアリティはどうなんだろうか。ついったーで英語で呟いたら元海兵隊みたいな人が返信してくれんのかな。ちょっとやってみたい気になってきた。
しかし徹底した反戦映画にはみえなかったんだけどどうなんだろう。あと、最後のシーンを観てもまだ続きが有るように感じてしまうのは、何故だろう。
なぜかAMNさん経由のParamountさんから「DEXTER シーズン2」のDVD4枚が送られてきたので一日で観ちゃったじゃんか!
もうね、シリアルキラーであるところのデクスターさんはシーズン1でいわゆる「悪い自分」=殺さないと生きていけない自分、と対峙してその「悪い自分」の究極の姿であるところの「冷凍トラックキラー」とも対決して、勝ちを収めちゃったわけですな。
そんでこのシーズン2のテーマは何か!?と申しますと。
「女との戦い」というか「女の戦い」www
そう、あのカモフラージュでしかなかったリタとのお付き合いがだんだん佳境に入ってきてそのお母さんを「宇宙から来たエイリアン」みたいに捉えて対応したり、殺人課のラグゥエラと新しく入ってきた上司のパスカルの戦いを横目でみたり、デクスターからすれば全く理解出来ない(でも相手はデクスターのダークな部分を理解している)ライラと戦ったり。ライラ自身もリタやデボラと戦ったりするのね。ホント、女の戦い。
冷凍トラックキラーをやっつけてから自分を見失ってたデクスターだけど再び攻めの姿勢wwwになってやっと普通に殺せるようになったと思ったら、今回の最大の敵、イギリス人のライラってのに見つかっちゃうわけですな。しかもライラってのがいわゆるアメリカ人、というかアメリカの女性が徹底的に嫌うような顔と発音とその行いで上手く観てる側を敵に回してナイスな仇役に配置されるわけで。
この辺が上手いよなぁ〜っと思う。マイアミの感性で云ったら、あの白い肌と黒髪はちょっと気持ち悪い。「死人のような白い顔」なんてデボラに云わせちゃって「そうそう!そうなのよ!キモイのよ、あのオンナ!」って全米の女性が連呼してたことでしょう。
最後にパリでデクスターがあっさりライラを殺すところでは、全米が「ヤタ!」って云ったに違いない。
1話と2話を観たところでは今度の戦いは、「組織との戦い」かな。